バイリンガル教育が発揮されるEnglish Play
幼稚園から見える三角山は見事な紅葉が、そして視点をずらして手稲山の山頂を見るとうっすらと白い雪景色が見られ、秋の深まりと冬の訪れが同時に見られる色彩豊かな札幌は、感性が自然と育まれる素敵な場所です。外遊びに出かけたお子さま達からも、「赤と茶色の混ざった葉っぱを拾ったんだよ!きれいでしょ。」「雲がすらっときれいだね。」と自然と「きれい」という言葉が出てきて、目で見たきれいな景色が、心を潤わせているように感じます。
さて、2学期から新たな外国籍教員が加わり、総勢10名のEnglish teacherが在職するインターナショナル山の手幼稚園。菅原孝悦園長先生の早期英語教育の教育方針は、「無意識のうちに本能的に言葉を吸収できる幼児期に英語の体験学習を始めると、幼児は、たやすく習得していき、音声を通じて遊びながら英語の基本を難なく身に付けていける」という発達教育に根ざしています。
大脳の言語中枢は、生後2歳頃から急速に発達し、9歳頃から緩やかになり、10歳で頂点に達します。3~4歳の時期に、外国人によって、本物の良い刺激(英語)を与えられると、脳細胞のからみ具合もより複雑化し、日本語ではない言葉の刺激によって、大脳の発達もさらに促進される、ということです。また幼児期は、音声面での習得能力も目覚ましく、ネイティブと同じ発音の習得は、幼児期以外においては不可能とさえ言われています。
幼稚園の指導方針としている母国語の習得方法に沿った英語学習は、赤ちゃんが自分の言葉を覚えていく「一定のパターン(法則)」に沿ったバイリンガル教育です。つまり、最初はEnglish teacherからの絶え間ない話しかけの繰り返しの中で、イントネーションに慣れ、「音声」として大脳へインプットします。次に「口まね」を繰り返して、自分の意思を表現できるようになりはじめ、記憶力によって言葉の数を増やしていきます。さらに次の段階で言葉全体の「骨組み」が少しずつ身に付き、語彙も増え、不完全だった「文法」も正しく意識されるようになっていきます。
11月に行われるHyogen Festival。今年度は全クラスが「English Play」に挑戦します。10月中旬から少しずつ各クラスで取り組みが始まりましたが、“We are cats.”などのセリフや、Final Songなどをあっという間に覚えるお子さま達に日々驚かされています。朝の登園からPlay Time、Morning Meeting、Class Activity、Lunch Time、そして帰りの時間までEnglish teacherと触れ合い、生活の中で英語を耳にしてきたお子さま達。リスニングはほぼ完ぺきで、すぐにEnglish teacherの言うセリフ、歌詞が頭に入っていきます。そして、物語を理解したり、それぞれの役の気持ちや場面からセリフや歌詞の意味、イメージを理解し、言葉として発していきます。セリフや歌を覚えると、自信をもち、覚えることが楽しくなって、さらに元気いっぱい言えるようになっていきます。
「好きこそものの上手なれ。」Hyogen Festivalは、お子さま達の英語力が一気に上がるイベントの一つです。大好きなEnglish teacherと大好きな英語を使って、大好きな物語を演じる楽しさを感じながら、Hyogen Festival当日まで過ごしていけたらと思っております。お子さま達が楽しみながら取り組めますよう、ご家庭でもぜひ温かいお声がけをどうぞよろしくお願いいたします。