Competence Castel
本格的な暑さを迎え、一学期もあっという間に終わり明日から夏休みになります。
4月当初は不安げだった年少のお子さま達は今ではすっかり幼稚園生活の流れがわかり、外へ行く準備やランチの準備、片付けなどを自分で行ったり、最近では友達と手をつないできちんと並んで北風公園へ行く姿やプールに泣かずに入れるようになった姿なども見られ、様々なところで成長が感じられました。年中組のお子さま達も、毎日元気いっぱいに歌をうたい、文字や数字が上手に書けるようになったり、年長組は宿泊体験学習や地下鉄乗車体験など次々と大きなイベントを自分の力で行い、グループ活動では一輪車や竹馬、縄跳びを熱心に練習する姿は本当に素晴らしいです。「縄跳び跳べるようになったんだよ、見てて!」「School songを上手に歌えるようになったから、あとで聞きに来て!」などとできるようになったことを自信満々な顔で披露してくれるお子さま達。一人ひとりが大きく成長した様子は、本日持ち帰りました「Competence Report( コンピテンスレポート)」にも記載されておりますので、ぜひご覧になり、お子さまをたくさん褒めてあげてください。
さてこの「Competence」は、本園の教育方針を象徴することばで、幼稚園の門の入り口左手にも「Competence Castle」という門標が掲げられています。Competenceとは、「能力」という意味ですが、菅原孝悦園長先生は、「内発的動機づけ」という意味でも使用されています。学習の動機付けは、「外発的動機付け」と「内発的動機付け」という二つの種類があり、「外発的動機付け」とは、賞や罰がある学習行為の強化で「〇〇をあげるから、△△しなさい」といった動機付けです。一方「内発的動機付け」は、「おもしろさ」や「楽しさ」、「成功感」など身をもって行った体験から得た感情が「上達意欲」や「知的好奇心」につながるもので、「おもしろそう、やってみたい」というお子さまと「良いところを認めて励ます」教師で進める教育活動、まさにインターナショナル山の手幼稚園特有の教育方法であります。
夏休み中も、ご家庭で縄跳びをしたり、絵を描いたり、英語に触れるなどして、お子さま達の「楽しい」「できた」の気持ちを持続していただければと思っております。
また、長い夏休みになりますが、「お手伝いの経験」は自信や自尊心、思いやりの発達につながるそうです。自ら片付ける姿勢が身に付き、教師のお手伝い、お当番活動に楽しみを覚えたお子さま達。ぜひ夏休み中もご家庭でお手伝いをする経験を通して、家族への協力、責任なども学びながら、さらに自立心を高めていってほしいと思います。
マスク生活による免疫力の低下から、感染症もまだ心配されています。夏休み中も健康に気を付け、ご家族皆さまで楽しい夏休みをお過ごしください。