毎日元気に過ごすための基本的生活習慣
始業式、入園式から3週間が経ちました。進級したお子さま達はすっかり園生活に慣れ、絵の具や製作など少し難しくなったクラスの活動も一生懸命取り組んでいます。また、年少組さんのコップを巾着にしまうことをお手伝いしてあげたり、クラスへ連れて行ってあげる姿は、すっかりお兄さん、お姉さんです。そして、新入園のお子さま達は、少しずつ長い時間座ってお話を聞けるようになり、一つ一つの活動を一生懸命楽しんでいます。朝泣いていても、クラスへ到着し、担任の顔をみると安心して遊び始めています。お父さま、お母さま方、どうぞご安心し、お子さまの頑張っている姿を温かく見守っていただけたらと思います。
さて、幼稚園では、菅原園長先生からの大切にしたい生活習慣「早寝早起き、元気にあいさつ、朝ごはん」をお子さま達と復唱しております。お子さま達が元気に健康に過ごすために、一番の基本になることは食事、排泄、睡眠、あいさつなどの生活習慣です。
人間は、一日に必要なエネルギーを3回の食事で摂取していますが、特に幼児期のお子さまにとって欠かすことのできない食事は「朝食」です。食べ物の中に含まれる「糖分」は、脳の働きを良くする機能があり、朝食をとらないと血糖値が低下して、脳の働きが悪くなり、さらには「やる気、気力」も低下してしまいます。そして、その朝食をしっかりとるには、十分な睡眠と、少しの早起きが必要です。さらに充分な睡眠から目覚めて、大好きなお父さまお母さまと「おはようございます。」とあいさつをする。これは、人間関係の大切なベースであり、大人になってからの国際コミュニケーション力の大事な基礎になります。
「早寝早起き、元気にあいさつ、朝ごはん」そして5月は「あいさつ月間」として、お子さま達が積極的に自分からあいさつができるよう教職員一同お子さまに呼びかけます。お父さま、お母さま、園と一緒にお子さまの見本になり、健やかなお子さまを育てましょう。
さらに、年少組のお子さまは、排泄や着替え、食事が自分でできると、また年中・年長組は、周りの人のペースを見ながら着替えや食事が進められるとお子さま達の自信、そして自立につながっていきます。幼稚園とご家庭とで、お子さまと丁寧にかかわり、基本的生活習慣を定着させていきましょう。