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お子さまの成長につながるHyogen Fesitival

 はやいもので今年も残りあと一か月になりました。寒い冬がやってきましたが、初雪の日のお子さま達は本当に嬉しそうで、「雪、積もるかな?」「早く雪だるまをつくって、遊びたいな!」などとわくわくしながら何回も外を見ては友達と話をし、本格的な冬の到来を待ち望んでいました。

 さて、先日行われたHyogen Festivalでは、ご家族の皆さまのご理解と、温かいご支援をいただき、誠にありがとうございました。今年のHyogen Festivalでは、歌をうたわない、手は繋がない、お子さま一人ひとりの間隔をあけ、なるべく向かい合ってセリフを言わないよう立ち位置を工夫する、など、いくつか約束事を決め、しかしお子さま達が楽しく取り組み、また成長を観ていただくためにはどうしたらよいかを、教員の中で日々話し合いながら進めて参りました。

例年の様な衣装はなく、また幕やステージ、照明なども例年とは違う形での発表になりましたが、お子さま達は大好きなご家族の前で、少し照れながらも一生懸命発表する姿が見られ、目頭が熱くなり、また本番で一番の力を発揮できる姿に改めてお子さま達の力はすごいな、と感心させられました。

 インターナショナル山の手幼稚園の教育の大きなねらいの一つに「自信(confi dence)」をつけさせる、ということがあります。「自信」は、人間の成長や発達の中心軸であり、次のステップへの大きな足がかりにもなります。何かが「できる」ようになるとか、「分かる」ようになる時の階段の第一歩です。何回も練習してリズムや自分の鳴らすタイミングが分かって、クラスの友達と心と一つにしてできたMusic、自分の出入りやセリフが分かり、こちらもクラスの友達とつくり上げ発表することができたオペレッタ/英語劇。大好きな人の前で発表し、拍手をもらい、たくさん褒められてもらった経験は、お子さま達の大きな「自信」につながりました。この得た「自信」が一人一人の階段のワンステップになり、一つの階段を上ったお子さま達は、また次の成長へと歩み出しました。

 さらに、オペレッタ/英語劇では、「感情(emotions)」についてお子さま達がよく考え、学ぶきっかけにもなりました。
「今、どういう気持ちだと思う?」「嬉しい気持ちの時は、どうやったら伝わるかな?」など、演じる役の感情を考えることで、実生活でも自分の気持ちだけではなく、相手がどんな気持ちなのかを感じ、自分がどうするべきかを考えられるようにもなりました。

 残りの2学期、お子さま達のさらなる成長を楽しみに、その足場づくりを職員一同でつくってまいります。

 これからさらに気温が下がり、空気は乾燥し、感染症が流行る時期です。幼稚園、ご家庭で感染予防を徹底し、健康に過ごしましょう。

2020年12月04日