幼児の理解力を深める「行動科学(Behavioural Science)指導法」の実践
Merry Christmas and a Happy New Year ! ご家族皆さまお揃いで、希望溢れる輝かしい2009年の新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
園の教育も昭和39年(1964年)創立以来、弛みない教育研究と先進的な教育実践を積み重ね続ける中で、幾多の有為な人材を培い・育み・伸ばして参りました。
今年で創立45年になります。創立当初は幼児の心身の発達に力点を置いて、園の教育の特色を「発達教育」の実践に取り組みました。3~4年の実践の中から、発達の原動力は「大脳」にあることに気づき、多重知性の発達とのかかわりを重視した「大脳発達教育」の実践に20年間くらい全力を尽くしました。その間、時代の価値観も国際情勢も大きく変り、21世紀に向って、先進諸国の教育事情も「国際化(理解)教育」へと大きく前進しました。
丁度、創立25周年を迎えた平成元年(1989年)、間もなく迎える21世紀の国際化時代に呼応すべく、密かに準備していた「幼児期からのバイリンガル教育(イマージョンプログラム)に踏み切り、日本で前例のない「国際理解教育」の実践」に取り組みました。
目的達成期間を20年と内心定めての取り組みでしたが、ご父母の皆さまはもとより、公私に亘って物心共にご支援下さった多くの方々のお力添えをいただく中、大脳発達教育の理解に添った日本で初めての「幼児英語指導カリキュラム」を完成して、計画よりも2年早く目標を完遂し、私個人、国家的高い評価もいただきました。
バイリンガル教育に引き続いて、今年4月にはじまる幼稚園から高等学校までの日本の学校教育の基準改定に備えて、昨年5月本園独自の「学力教育」カリキュラムを完成しました。
今年は、このカリキュラムを更に進化させて参りますが、特に力を入れて参りますのは、お子さま一人ひとりが園の教育活動の全てについて、「理解力」をより深めることのできる「指導法」の実践に力を入れて参ります。
本園の行う日々の幼児教育について、幼児期に「何を習得するか」と「どれだけ習得するか」は、本園の「学力教育-教育課程」で明らかにしているところですが、それを「どのような方法」で、お子さまに身につけてゆくかが、今年の実践プログラムです。
私は、この方法を「行動科学指導法」(Behavioural Science Method)と名づけ、子どもの「行動」に着目して「子どもが自ら喜んでものごとに取り組むようになる行動原理に基づいた教育法」をとり入れてまいり、その実践効果をめざましくあげて参る年にいたします。今年も温かいご支援をよろしくお願いいたします。どうぞ良い年になりますように。