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夏を楽しく、健やかに!

夏休みになりました。サッポロッ子が迎える夏の喜びは格別です。

幼稚園児の元気な皆さんにとっては、”夏休み”です。日頃はお仕事で遊んでもらえないお父さまやお母さまとのお出かけや海水浴や遊園地やお泊り旅行や……思いもよらないことばかりです。

そこで、今月は解放的な夏の「安心・安全な生活」について述べてみることにします。「転ばぬ先の杖」(Look before you leap.)にしてください。

夏の日中の外出や外遊びで、第1に心がけることは、「UV(紫外線)対策」です。

特に人体への害が大きいUV-Bは8月に増え、一日の中では、午前10時から午後2時が特に多いのです。色白で日に当った後に肌が赤くなるだけで褐色にならないお子さまの場合にはUVダメージを受けやすい肌タイプですので、しっかりとした対策が必要です。

UVを急に大量に浴びると急性炎症(やけど)の「サンバーン」を起こしたり、免疫力を低下させたりします。また、何十年もたった後に、皮膚がんや白内障を引き起します。細胞分裂が盛んな子ども時代は、UVの影響がより大きくなる可能性がありますので、UVの浴び過ぎには充分注意をして下さい。

次は、幼児期の夏にかかりやすい感染症(ウイルス性胃腸炎や水痘、耳下腺炎、伝染性膿痂疹(とびひ)、アデノウイルスなど)、特に人込みの中で感染され易いのです。外出から帰ったら必ず「ウガイ」、「手洗い」を充分に行って下さい。

夏休み中はご家族でも、お子さまの体調の変化には充分ご注意下さい。発熱やのどの痛み、発疹、下痢、嘔吐、目の充血、目やにが出るなどの症状がみられましたら、早めにかかりつけのお医者さまへ受診して下さい。

予防接種の最新情報によりますと、厚労省は去る5月23日付で、子宮頸がんと、乳幼児の細菌性髄膜炎の原因になるインフルエンザ菌b型(ヒブ)、小児用肺炎球菌の三つのワクチンについて、予防接種法に基づく公的な予防接種に加える方針を決めましたので、予防接種法の改正案が今国会を通れば制度化されることになります。

さて、夏休みは汗を流して遊んだあと、「ひる寝」をとるお子さまも多いことと思います。
ここで、お母さま方に是非守っていただきたい大切なことをひとつお願いいたします。それは、お子さまの「近眼予防」のために、お子さまを昼寝でも、夜寝でも、とにかく「寝せる部屋は暗くする」ことです。近年、特に女のお子さまの近眼がふえています。睡眠中の視力の保護のため、是非暗い部屋で眠らせてあげて下さい。

どうぞ楽しい夏休みを!(Have a happy summer vacation!)

2012年08月05日