私の予感―学制改革9月入学(園)
Merry Christmas and a Happy New Year!
新しい年の始めにあたり、園に係る皆さまのご繁栄とご多幸を心よりお祈りいたし、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
先ず最初に、去る11月30日と12月1日に園で行ないました第49回目の「発表会」には寒い中をご家族お揃いでご来園下さり、温かいご声援のかずかずを賜りましたこと、有り難く、厚く厚くお礼申し上げます。私は先月号の本紙で、「発表会の終った日に、お父さまやお母さまから上手にできたことを大ホメして下さい!」と、お願いしました。
あの2日間の出来映えは見事なものでした。いちいち講評は省きますが、あの内容と表現力とことば(英語も含めて)使いは、超のつく完成度でした。ご家庭でのご支援に思いをいたし、心から深く頭の下がる思いです。ありがとうございました。
さて、年が明けて2014年(平成26年)は何が変り、どんな年になるのでしょうか。
社会現象には、いろいろなことがありますが、私は「教育」関係ですから、その面から考えてみます。
その前提として、現在の日本の「人口動態」から切り込んでみます。
確実なことは、「少子化現象」がもたらす「就労人口減少」が近い将来にやって来ることです。このことへの対応は今の日本の場合は、「義務就学期間の短縮」と「5歳児入学」と「9月入学」の三つの観点で考えられます。
私の考えを先に述べますと、「9月入学(園)」で半年早めることが、日本の現状にとっては最良と思います。教育制度(学制)は軽々に変更するものでないことを重要に受け止めた上での提案です。
私は、特に幼児期の成長・発達は、外見や目先だけの状況だけで判断しては取り返しのつかない過ちを犯してしまうからです。幼児期の成長や発達を考える時、忘れてならない大事なことは「幼なさ」を見抜く、という視点を絶対忘れては困るのです。「幼なさ」は、「依存」と「反抗」という形をとって現れます。
次に、これは教育と直接のつながりはありませんが、今年の不安なことを一つあげます。
それは、4月以降の「物価高」です。
これは確実におこりそうです。もちろん、この引き金は4月以後の「消費税」3%の引きあげです。このことひとつ取りあげても平成26年は「生活しにくい年」になりそうです。どうぞご自愛切に。