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健康の「源」は「食事」

大空に鯉幟りが力一杯に舞う爽やかな5月になりました。

大自然の草も木も芽吹き、生命の躍動を身に感じる一年で最良の季節になりました。

新入園のお子さま方もすっかり幼稚園児に成りきり、友だちも出来て幼稚園での集団生活を楽しみはじめてきました。ご父母の皆さまどうぞご安心下さい。お子さまの「社会生活」の第一歩が無事に歩み出されたのです。

この歩みは、お子さまにとって「無限の可能性」に向っての第一歩です。私共の幼稚園から歩み出して下さったことに、教育者のひとりとして私は無上の歓びと光栄に存じております。

お子さまにとって「心の母港」の第一は「お母さま」です。第二の母港は「幼稚園」であり、第三の母港は「学校」です。

人生を振り返ってみた時、幾つになっても心の寄りどころに求める「自立」の後立てです。

私は今でも、帰郷したとき、今は少子化で廃校になって久しい「出身小学校のグラウンド跡」をたづねて70数年前の思い出にひとり心を癒して来ます。

大人になっても誰でもどこかに「心の母港」を持っているようです。

さて、今年も大人の「はしか(麻疹)」が流行し初めているようです。通常、はしかは、5~6歳までの幼児期に麻疹ウイルスによる急性感染症であり、一度の罹患でほとんど一生免疫を得ます。3歳ぐらいまでに2度のワクチン接種で予防が有効です。

4月~6月にかけて毎年、大人(特に20代~30代)に流行していますことは、3歳ぐらいまでに2度のワクチン接種をせずに1度だけで止めている人達が多く、大人のはしかが春先の今時期に流行しはじめるのです。

「幼児期のはしかワクチンは間を空けて2回行って下さい。」

さて、今年は園庭の野菜ガーデンを使って「命の尊さ」に気付かせる「食育活動」に全園で取り組みます。園がお子さまの毎日のしつけでモットーにしている「早寝・早起き・元気に挨拶・朝ごはん」の実践にたちかえるためです。園では朝の集会で、みんなで元気よく合唱します。ご家庭でもどうぞご家族皆んなで毎朝声を出して楽しんでみて下さい。

園では、今年度の「食育部のリーダー」のなおみ(檜森)先生が、ドライバーの市野渡さん達の力強い協力を得て活発な菜園活動を計画しております。園長の私も極力、その輪の中に入って旗振りをする一年にしたい、と思っております。

朝の食が細いお子さまは何時の時代にも沢山おります。食の量は少なくても良いですが「朝ごはん(朝食)を楽しく食べる習慣づけ」をどうぞご家庭でお続け下さい。すてきな5月になりますように。

2014年05月05日