培い 育み 伸ばす 大脳教育
例年より早い雪解けに、草や木の芽も顔を出す、嬉しい春がやってきました。
さて、いよいよ新学期がスタートします。一つ一つが初めてのかわいらしい年少組さん、新しいクラスに期待が高まる年中組さん、そして幼稚園の最高学年として、やる気に満ちあふれている年長組さん、ご入園・ご進級、誠におめでとうございます。インターナショナル山の手幼稚園で、たくさんお友達をつくり、先生達と色々なことを学び、心を膨らませていきましょう。
ただ4月は、周りの環境が大きく変化し、お子さまにとっても、ご父母さまにとっても、その変化に慣れるまで、緊張や不安が続く時期です。特に新入園児の年少組は、「幼稚園へ行きたくない」と泣いてしまうことも多いかもしれません。しかし、今まで大好きなお父さま、お母さまにお世話をしてもらい、見守られていた環境から、一人で幼稚園へ来て、不安にならないわけはありません。登園を嫌がっても、どうぞ「うちの子はどうも幼稚園になじめていない、なんでかしら。」と思わずに、ぜひ「いってらっしゃい、家で待っているよ。」と笑顔で送り出していただけたらと思います。ご父母さまが、まずは幼稚園、そして担任の先生に信頼して預けて下さることが、お子さまの一番の安心材料になります。お子さま達は必ず乗り越えていきます。お子さまの力を信じてかかわっていきましょう。
さて、インターナショナル山の手幼稚園は、「培い 育み 伸ばす 大脳教育」をスローガンに教育活動を進めております。「培う(土養う)」教育とは、力や性質などを養い育てていく教育で、Englishや文字・かず、運動、など知力や体力を養うはたらきです。「育む(羽含む)」教育とは、親鳥がひなを羽の下に抱いて育てるようにして、一人ひとりのお子さまを育てていく「心の教育」であり、「しつけ」や「生活習慣」、「マナー」や「思いやりの心」を育てるはたらきです。
そして「伸ばす(上達させる)」は、才能や技能、個性や感性などを伸ばしていく教育で、音楽や絵画などの芸術性を引き出し、伸ばしていく教育です。この3つの教育を、お子さま達一人ひとりが生活や経験の中から興味をもち、楽しく学びを深められる環境をつくっていきたいと思っております。さらに、昨年度から進めている「STEAM教育」を本格化させ、タブレットを用いた活動も多く取り入れる予定です。
外国籍教員がたくさんいるイマージョンの環境の充実、また令和4年度からの全クラスバス運行へ移行など、今年度も少しずつ変化をしていきたいと思っております。また昨年度に引き続き、感染対策をとっての教育活動、イベント活動を進める形になります。分からないことや不安なことがありましたら、ご遠慮なくお尋ね下さい。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。