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新学期のスタートに向けて

いよいよ新しい学年が始まり、今年もたくさんの可愛いお子さま達をお迎えしました。お子さまのご進級・ご入園を心からお祝い申し上げます。

 新しいスタート、嬉しい春の訪れとは裏腹に、今年の1月から流行が始まった新型コロナウイルスは未だ猛威を振るい、国をあげて様々な対応が行われておりますが、依然として収束の見通しが立たない状況にあります。在園児のお子さまにおかれましては、修了を迎える頃に休園措置がとられ、入園されるお子さまにつきましては、幼稚園説明会が開かれず、また世間では外出自粛要請など、行き場のない思いと不安を抱き日々過ごされていることと思います。

 新型コロナウイルスは、風邪を起こすウイルスですが、新しい型なので私達が免疫をもっておらず、ワクチンもすぐにできないため、収束するまでには長期戦になると言われています。そして、重症化になる可能性も大いにあり、命にかかわる病気です。

 北海道では、感染が急増していないことから、学校、幼稚園を再開させる方向で、本園も予定通り始業日をスタートさせました。手洗い、消毒、換気はもちろんのこと、十分な予防をとって進めてまいります。ただ、予定の変更があったり、例年行われているイベントが変更したりと緊急の対応を取らせていただくことも今年は多くありますことをご理解いただければと思っております。

 さてこのような状況に加え、4月は、お子さまにとっても、そしてご父母さまにとっても、新しいことへの緊張で、生活の流れが落ち着かない、心せわしい月になるでしょう。特に新入園のお子さまは、初めての幼稚園生活で、ご父母さまは常に不安な気持ちで過ごされていることと思います。しかし幼稚園生活のスタートは、お子さまの自分で育っていこうとする「自立」の第一歩です。お父さま、お母さまの笑顔の「いってらっしゃい」と「おかえりギュー」の抱っこは、お子さまの安心材料であり、元気の源です。進んで環境に適応し、友達の存在を意識し、幼稚園での生活を楽しむことができます。そしてその中でお子さまは豊かな才能の芽を開花させ、創造性を発揮していくことでしょう。朝そして帰宅の際は、たくさんスキンシップをとって、お子さまの気持ちを受け止めてあげて下さいね。

 インターナショナル山の手幼稚園では教職員一同、お子さまの人間形成の基礎を培う重要な幼児期に大切なお子さまをお預かりする、という責任を重く受け止め、一人ひとりのお子さまの日々の生活が楽しく、意欲的に湧き上がる教育活動プログラムをしっかりと実践してまいります。

 今年度は特に外国籍教員が8名もいるという本園の特色を活かした英語環境の充実を図ってまいります。またその中で「STEAM教育」も取り入れていく予定です。情報をできるだけ早くお伝えし、たくさんコミュニケーションを取りながら進めてまいりたいと思いますので、ご父母の皆さま方、どうぞ温かく力強いご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

2020年04月10日